あらびあのあらさがしブログ

歌と社畜と惰性と非モテ

国民失格 ー平成が終わってしまう前にー

2年前の夏、就職活動を終えた僕は家でゴロゴロする毎日が続きました。

暑いし外に出る気が起こらず、新聞やニュース、国会中継をぼーっと見ている。

すると、7月の13日だったでしょうか。

たまたまつけていたNHK、速報が出ました。

天皇陛下生前退位』の意向示される」

...。

一瞬、意味がわかりませんでした。

それから早2年半以上の歳月が流れ、明日には今上陛下がご譲位をなさり、その翌日に皇太子殿下が天皇陛下としてご即位されます。

このタイミングで、NHKのテロップが流れてから現在までを振り返りたいと思い、記事にすることを決めました。

当時に僕が考えていたこと、思ったことを掘り起こしつつ、ゆっくりと書き進めることで悔いなく平成から令和に移っていけるかな、と感じたためです。

令和になる前に今上陛下のご譲位について振り返る

はじめは意味が分からなかった

いわゆる『生前退位』がピンときませんでした。

天皇陛下天皇陛下ではなくなる、ということだけしか分かりません。

生前退位』という気持ち悪い単語

生前退位』というの言葉は日本語ではありません。

そもそも「生前」とはどう意味でしょうか。

以下、goo国語辞書より引用です。

その人が生きていたとき。死ぬ前。在世中。しょうぜん。

要は亡くなった人に対して遣う言葉です。 例えば「生前◯◯さんはよく◯◯を好んで食べていた」のように。

したがってご健在の方にこのような表現をするのはこの上なく失礼。

ましてや(事実上の)国家元首に『生前退位』だなんて不敬極まりない。

皇后陛下もこの表現に「衝撃と痛みを覚えた」と述べられています。

www.sankei.com

特ダネとか以前に日本語の問題です、日本放送協会でコレ。

早く受信料取るのやめてスクランブル放送にしたらどうですか。

間違いなく海外だと大騒ぎになっているはずです。

保守系メディアとは何だったのか

もちろん翌日の一面は「陛下のご意向」について。

当たり前ですが、どの全国紙も。です

朝日新聞から産経新聞に到るまで一面トップに「生前退位」の文字が。

これにいち早く怒りを示したのは保守系メディアではなく評論家やジャーナリストの一部でした。

保守系メディアを代表する産経新聞はしばらくの間、引用であることを示すためか「」をつけてはいるものの「生前退位」と表記。

コラムで櫻井よしこ氏らに「譲位という言葉を使うべきだ!」と書いてもらいつつ記者は堂々と「生前退位」と書いています。

これが、ジャーナリズムでしょうか。これが、保守でしょうか。

いや、リベラルや保守、右左関係なく『譲位』と書きましょうよ。思想の問題ではない。

ちなみに記者さんに念の為確認したところ特に同調圧力等はなかったそう。

その後の10月28日、産経は「今後は『生前退位』という言葉を使わず『譲位』と表記を変更する」旨の記事を出しました。一命を取りとめましたね。

news.yahoo.co.jp

またその後、陛下は御自身の御誕生日の記者会見では『譲位』という表現を使われています。

headlines.yahoo.co.jp

会見以降も「退位」と書いてるメディアはもう報道やめた方がいいですよ。

「しんどいから、やめる」

天皇陛下のいわゆる「お言葉」を知ったとき、どう感じましたでしょうか。

「あぁご高齢だし、公務が辛いからやめるのかな」

このように思っていた人も多いかと思います。僕もそうでした。

何故ならマスコミが上記のニュアンスで報道していたから。

どう読んでも「公務が増えて、かつ高齢できつくなったからやめる。それ以上でもそれ以下でもない」のような内容でした。

そのためテレビでも「やめさせてあげなよ〜かわいそうだよ〜」みたいな感想の嵐。

ですが、よくよく考えたら違うようです。

違うと思うポイントは2点。

1つ目は「辛いからやめる」ではないから。

まず「辛い」の意味を深掘りする必要がありますね。

これは陛下が「辛いのが嫌だ、きつい」と思われているはずがなく「公務がこなせなくなってきたから国民に迷惑がかかる」と感じていらっしゃるのではないでしょうか。

なので「しんどいからやめる」ではなく「迷惑がかかってしまうから譲る」です。

「やめる」でなく「ゆずる」。やめるためにやめる、ではないのでやはり『譲位』が適切な表現です。

2つ目は譲位する、ではなく国民に「どうすべきか」問いかけていらっしゃったということです。

NHKの速報があった後日、陛下がビデオメッセージで国民に大御心を示されました。

結果として特例法で譲位されることが決まりましたが、当時にビデオレターで仰ったことは譲位するという発表ではなく、国民に問題提起をされていたように感じます。 

上記、2つの主張は僕の主観でしかありません。根拠ゼロです。

新聞社のお偉いセンセイ方へ

新聞社の論説委員のセンセイ方は聖の帝こと第14代仁徳天皇についてお勉強をされてみてはいかがでしょう。

社説をお書きになっているお偉いセンセイ方ならご存知とは思いますが、『民のかまど』という素晴らしいエピソードがございます。

もちろん仁徳天皇が実在したかは断言できませんが、『民のかまど』が当時の天皇像を示すものだったことは間違いないと思います。

是非、一緒に仁徳天皇陵へ行きませんか?

僭越ながら、謹んでお付き合いしたく存じます。

おそらく今後の報道ぶりが変わると思いますよ。

 

www.ikeda-column.jp

 

私たち国民の方は天皇陛下に寄り添って来れたのか

天皇陛下に私心、わたくしごころはありませぬ。

それが、てんのう、だから。

ゆえに今上陛下は御即位以降、天皇として国民の健康や安全を祈ってくださいました。

そして国民が苦しんでいるときには、現地まで足を運び、目の高さを合わせてお話を聞いて下りました。

東日本大震災が起きて、避難せざるを得なくなった被災者の方々が天皇皇后両陛下に救われたというお話はよく耳にしました。

両陛下はご高齢でお身体の良くない箇所があるのにも関わらず、そこを痛めてまでもかがんで真っ直ぐ相手の目を見てお話になられる。

こちらは熊本の時の映像ですが。

www.youtube.com

一方で、被災者の方々とは一切言葉を交わさず、分かったような顔をしてすぐに帰ろうとした某政権の菅ナニガシさんという方もいらっしゃったような...

とにかく僕が言いたいことは、陛下が長きに渡り、国民に寄り添ってくださった、ということ。

しかし僕たちは今上陛下のことを思い、あのビデオメッセージを真剣に受け止め、どういった形でご譲位いただくのが良いか、を真面目に考えてきたでしょうか。 

天皇陛下は明日にご譲位されます。

明日こそは、これまでの感謝を込めつつ、国民として誇りを持って今上陛下に寄り添いながらご譲位を見守りませんか。

www.sankei.com